自分何考えてたんだろう...と思ったとき。

本棚を掃除していたら「五輪の書」が出てきた時。
何を成そうとしてたんだ。

ベニスの商人で有名な裁判所（画面左）から通じている秘密の通路をつたい画面右（写ってはないけれど）にある牢獄へと渡る際に通る橋。涙橋。
極刑が決まった囚人は泣きながらに、ここを通るとか通らないとか。

刑が重いものから下層に収容されるそうです。
つまり、ヴェネチア名物のアクアアルタを利用した、処刑場になってるんだって。嘘のような本当の話。
RPGの世界だわー。

これに限らず、土地の名前や風土に密着した別名って面白いよね。
その時代の土地の記憶が感じとれる瞬間が好き。
なんでも、概念で観ていたら、世の中大概が詰まらないと思うのです。
でも一つの事にじっくり関わっていくと、その内、全く無関係だった他分野と繋がっている事が解ったり、構成要素が解ったりして、俄然面白くなってくる。
面白きこともなき世を面白く、住みなすものは心なりけり。だわな～。
これ下の句あってのものだよね。望東尼ナイスアシスト。

外の事象に求めている内は見付かる訳がない。事象はただ在るものだもの。
その事象が面白く成り得る要因を生み出すのは、自分の中にある知恵なり知識なり感覚にあるわけだから。
その最たる物、タモさんの坂道美学の本が今凄くほしい。